1人の力

僕らは1人一つの人生を生きています。

その中でたくさんの人と関わって過ごしています。

たとえ、一人部屋の中でじっと暮らしていても、そこには必ず誰かがいて支えてくれています。

食料や衣服、住居、今使っているSNSでさえも誰かの支えで成り立っています。

1人で生きているように見えて、見えない誰かに支えられて生きています。

例えば、今使っているスマートフォンで考えてみましょう。

部品を作る人がいて、組み立てる人がいる。組み立てたものを運ぶ人、運ばれたものを販売する人がいて初めて自分の手に届きます。

ざっくりですが、少なくともスマートフォンだけにしても、4人以上の人の手を渡って自分の手元に届きます。

このように、人は1人では生きられません。

1人の力はとても小さいです。

でも、その1人の小さな力が誰かの生活の支えになっていて、どんな人でも誰かの支えになっています。

1人の些細な行動が誰かの笑顔を作っているかもしれません。

存在意義

僕は、うつ病がピークの時、自分の存在の意味をすごく考えました。

周りの人を見れば、皆一生懸命仕事をしている。

「何故自分はこんなに他の皆と違うんだろう。」

「何故皆と同じように頑張ることができないんだろう。」

と今ある状況を嘆いていました。

人と比べてしまって、自分を完全に見失っていましたし、自分の中で働くことへのハードルがとても高く見えました。

働くということは、お金を稼ぐことはもちろん、社会貢献をなしていると考えていたのでそれができていない自分がどうしようもなく嫌いでした。

「自分には何もないな」と諦めていました。

でも、「自分が生きているのは何故か」を深く考えた時に、

支えてくれている人がいて、励ましてくれている人がいて、

その人たちに支えてもらっているから今がある。

その支えてもらっている人に何かがあったとき、少しでも支えてあげられたら、

存在する意味になると思います。

今生きるのが辛くて、存在意義を探している人へ

周りの人と比べなくて大丈夫です。今の自分を見てみてください。

何もないと思っていませんか?何もできないと思っていませんか?

絶対にそんなことはありません。

あなたの存在意義は必ずあります。

あなたを心配してくれている人、あなたの話を聞いてくれる人、あなたのことを叱ってくれる人。

たくさんの人があなたを支えています。あなたは支えられているという存在を成しています。

誰でもないあなたを支えてくれているのです。

あなただから、あなたに助けてもらったから、あなたに良くしてもらったから、今支えてくれています。

「支えられているだけじゃ嫌だ」と思うかもしれません。

それはあなたが優しい証拠。頑張っている証拠。

その優しさは今はそっと胸にしまって、今はゆっくり休んでください。

ゆっくり休んで少し良くなったかなと思ったときに、支えてもらったことを思い出して支えてあげてください。

その支えが世界を回って、誰かの助けになります。

そして、笑顔を作っています。

この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます